今話題のIoTとは?マーケティングでの活用事例も解説

2021年になった今、数年前と比べてより「IoT」が身近に感じられるようになってきました。たとえば「Apple Watch」といった高級帯ブランドしかなかったスマートウォッチに数千円台の安いモデルが多数ラインアップされるようになってきましたし、スマートスピーカーも安売りで半額以下になったりと購入ハードルが下がっています。

IoTは一般消費者だけに関係するものではありません。今後マーケティング分野においても、ユーザーデータを多様に収集できるIoTは重要な技術になってくると思われます。

そこで今回は「IoTとマーケティングの関係性を知ってノウハウを蓄積しておきたい」という方へ、IoTとは何か、そして特徴やマーケティングでの活用事例まで解説していきます。

「モノ=インターネットにつながる」が当たり前に!IoTとは

IoTとは「モノのインターネット(Internet of Things)」の略です。あらゆる身の回りのものがインターネットにつながるという概念、またそれを実現する技術全般を指しています。

従来も

  • パソコン
  • タブレット
  • スマートフォン

といったように、インターネットに接続して使うのが前提の機器はたくさんありました。しかし現在では

  • 時計
  • 錠前
  • エアコン

といったように、本来インターネット接続の機能がなかった機器にまで接続機能、またデータ収集・処理機能を搭載するパターンが増加しているのがポイントです。

こういった機器が社会に広がり「モノはインターネットに接続して使う」という状況が当たり前になるのが、IoTが真に浸透した社会だと言えます。IoTが浸透するには

  • インターネット接続といった機能を持つ機器が、従来機器と変わらない値段で販売される
  • 機器に関してセキュリティ性やデータ処理の高速性などを確保する

といった課題がありますが、現在課題解決へ向けて各企業や団体、政府などが努力を行っています。

IoT機器の価格が下がり始めているのもその努力の賜物といってよいでしょう。

IoT機器の種類って?今後さらに拡大する可能性あり

現在次のようなIoT機器が販売されています。

スマートウォッチ

スマートウォッチは、腕時計に

  • 活動計測
  • アプリ通知受発信
  • 通話

といった機能を搭載したIoT機器です。身に着けて使う「ウェアラブル機器」の代表格であり、IoTが一般へ認知されるようになったころから販売されています。

価格はピンキリで、バイタルを細かく計測できるモデルは数万円といった高価格になります。ただし機能がシンプルなモデルは2,000円程度で手に入るケースも多く、お買い求めやすくなっているのがポイントです。

スマートスピーカー

「Amazon Echo」シリーズなどが有名です。スピーカーに

  • 音楽ストリーミングアプリとの連携
  • リマインダーやアラーム
  • インターネット情報の検索

といった機能を追加しているのが特徴です。

スマートスピーカーは戦略的な価格で発売されており、セールであれば2,000円未満で購入できるケースもあります。低価格でも十分役立つIoT機器です。

スマートロック

IoT機能付き錠前です。両面テープで固定してドアノブに付けたり、最初から機構としてドアに取り付けるパターンなどがあります。

  • スマートフォン・ICカードなどと連携しての施錠・開錠
  • 施錠・開錠履歴のチェック
  • 日時やアクセス権限などを設定しての一時キー発行

といった機能が搭載されています。両面テープで固定するタイプは安価に入手可能です。

スマートエアコン

  • 環境に合わせた自動の温度・湿度調整
  • スマートフォンでの遠隔リモコン操作

などを備えたエアコンです。価格はまだ安いとは言えませんが、モデルは増えています。

ちなみに赤外線リモコンにしか対応していない従来の機器でも、「スマートリモコン」という据え置きIoT機器を購入すれば疑似的にIoT機器化できます。スマートリモコンを介して

  1. スマートフォンやスマートスピーカーからスマートリモコンへ命令
  2. スマートリモコンが命令を赤外線にして各家電へ伝達

といった仕組みを構築できるからです。

IoT化を自宅やオフィスで実現して参考にしたい方は、ぜひスマートリモコン購入を検討してみてください。海外製であれば数千円もせずに購入できますし、国内メーカー品でも1万円を切るパターンが多いです。

マーケティング視点から解説!IoTを活用するとどうなる

ここからはマーケティング視点から、IoTを活用するとどうなるのかを解説していきます。

多様なデータを収集、分析が可能

IoTでは「センサーを使って人の行動や環境などのデータをセンシング(感知してデータ収集)できる」のが重要となります。

今までマーケティングデータを収集するには

  • 紙のアンケートといったツールで物理的に集める
  • オンラインでデータを集める

といった2パターンが主流でした。

しかしIoTにより2パターンに合ったオフラインとオンラインの境界がなくなります。つまりオフラインのデータをIoTセンサーでセンシングすることで、オンラインデータにして収集できるのです。

たとえば小売店舗では

  • 顧客の購買パターン
  • 店舗内での移動

といったオフラインのデータを可視化可能です。

オフラインデータ→オンラインデータという変換が自動的にできるようになると、

  • オフラインデータを分析ツールで解析可能になる
  • オフラインデータとオンラインデータを組み合わせて複雑な分析ができる

といったことが実現します。

また今まで以上に効率よく多様なデータを収集できるので、新しいマーケティング上の発見を行って施策へ活かしやすくなるのもメリットです。プライバシーをどうやって確保するかといった課題はありますが、課題が解決すれば有効なマーケティングを実行できるでしょう。

1人1人に合わせたサービス内容の提案

IoT機器を使うと、1人1人から細かいデータ履歴を収集可能です。

たとえばある顧客のスマートウォッチから「ウォーキングでのどが渇いている」という情報を収集して、位置情報センサーにより自店舗の近くへ歩いてきているのが把握できたと仮定します。その場合「今日の飲料セール!のどが渇いていても気軽にごくごく飲める」というメッセージとセール品をプッシュ通知することで、来店のフックを作ることができます。

また

  • 購入履歴をベースにおすすめの新商品を都度提示する
  • 使われていない購入品の活用法を提示して継続購入につなげる

といった施策も考えられます。IoT×マーケティングは始まったばかりなので、今後どういったことができるのかまで考えて思考をトレーニングできると後々役立つでしょう。

リアルタイムでの状況把握ができる

IoTをマーケティングへ活用すると、リアルタイムでオフラインデータを収集して状況の把握ができます。

たとえば

  • 工場である従業員へ負荷が集中している
  • 対象の設備が壊れそうだ

といった内容をIoTセンサーにより感知できたとします。

感知後は

  • 管理ツールを使って従業員の業務バランスを変更する
  • 設備を一時停止してメンテナンスへ回す

といった対応が取れます。

事前にリスクを把握できるので、事業継続面やコスト削減面などでメリットを得られるでしょう。リスク把握と対応もマーケティング分野では必要なスキルです。

分野ごとに理解しよう!IoT×マーケティングの最新事例

ここからは分野ごとに、IoT×マーケティングの最新事例を解説していきます。

自動車・交通分野

自動車・交通分野では

  • 車載通信機を基に顧客データを集めてスコアリング、保険料金を決定する
  • スマートフォンを使って縦列駐車や車庫入れなどの操作を行う
  • 自動運転に伴う渋滞やルート検索、車間距離の管理

といった場面でIoTが活用されています。

インターネットに自動車が接続することでドライバーの状況をリアルタイムで把握できるようになり、運転サポートやサービスの提案などがスムーズにできるようになります。

銀行分野

銀行分野では

  • ロボットによる顧客誘導や接客
  • クラウドにデータを収集して運営体制を改善
  • 融資や決済などの指示出し

などにIoTが活用されています。

他分野と比較すると金融業界全体でのIoT普及はまだまだです。しかし活用が進めば銀行業界の業務効率化やサービス販売促進にも一役買ってくれるでしょう。

製造分野

製造分野は「IIoT(製造業でのIoT)」という言葉ができるほど、IoT化が進んでいる分野です。

  • 作業員のスキルをデータ収集して勘や経験に頼らない製造を行う
  • 不良品を事前検知して選り分ける
  • AIと連携させての稼働状況把握やリスク検知

といった場面でIoTが活用されています。

工場のプロセス管理がIoTによってスムーズになり、スムーズなマーケティング施策実行にもよい影響を与えてくれるでしょう。

まとめ

今回はIoTの概要やマーケティングへ導入するメリット、そして実際の事例まで解説してきました。

IoTはまだマーケティングに活用されてから間もない技術ですが、今後さらに事例が増えて活用範囲も広がっていくものと思われます。オフラインデータをオンライン化できる、1人1人に合わせてマーケティングができるといった利点を上手く活かしてマーケティング施策を実行できるようにしてみてください。

またマーケティング施策を思いつけるよう、自分の生活環境でもIoTを試してみてアイデアを練ってみるのも面白いです。

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